手づくりパンでスローライフ

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1.日本の「パン祖」は兵糧目的

「江川太郎左衛門」はパンを軍事食として着目し、1842年に「江川邸」でオランダ商館の料理人を招き、日本で初めてパンをつくって、食べた人として「パン祖」と言われています。そして、1854年に鎖国から解かれ、横浜・神戸など港町を中心にパンづくりが広がったようです。
1869年、銀座に「木村屋総本店」が開業され、現存するパン屋でもっとも古いパン屋さんだそうです。そして、5年後の1974年にここ木村屋総本店から「あんパン」が発売されました。

2.学校給食にコッペパン

1946年に小学校でコッペパンと牛乳の学校給食が始まりました。給食でパン食の習慣を身につけた子どもたちが大人になってもパンを好んで食べるようになり、次第に日本の食卓にパンが 馴染んでいったと言われています。
学校給食は一般的に主食(ごはんやパン)・おかず・ミルクの三種類がセットになっており、これを「完全給食」と呼んでいるようです。

3.三角食べとパン

2011年にはパンの購入額が初めてお米を上回りました。このままパンがお米にとって代わることではないですが、日本ならではの食文化が根底にあるようです。、
1970年代頃、日本の学校給食で指導された「三角食べ」の食べ方があります。ごはんやパンなどといった主食と、汁物やミルクとおかずとを順序良く食べる方法です。その順序が三角形の関係にあることからこう呼ばれました。現在ではこのように指導されることはなくなりましたが、「口内調味」と言って主食におかずや飲み物を付け合わせて口に入れ、口内で嚙みながら混ぜ合わせ、「口内調味」で食べる食文化が日本に根付くことになりました。

4.総菜パン・菓子パンとスローライフ

主食と言うのは日常の食事の中心となる炭水化物です。米、パン、麺類、パスタなどがそうですね。しかし、「三角食べ」とか「口内調味」という概念から考えると日本人のパンの食べ方は日本独特かもしれませんね。
日本にはパンに総菜を合わせた「総菜パン」やジャムやクリームまた餡などを合わせた菓子パンなどがあります。日本の食文化から見ると「口内調味」として美味しさを感じれば限りなく広がる食べ物になります。
一方、お米は炊飯器、パンはホームベーカリーとスイッチを入れると、簡単かつ美味しくご飯を炊いたりパンを焼いたり出来るようになりました。ファーストフード的に考えるとご飯もパンも米屋さんやパン屋さん或いはスーパー・コンビニで簡単に購入できます。
便利な世の中になったと言えばその通りですが、そのような生活から手づくりの美味しさをスローライフの暮らしから実感して見ては如何でしょうか。

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